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現代版組踊「肝高の阿麻和利」
沖縄県うるま市の中高校生が出演している現代版組踊「肝高の阿麻和利」。
沖縄に古くから伝わる伝統芸能「組踊」をベースに、現代音楽とダンスを取り入れて、勝連城10代目城主「阿麻和利」の半生を描く、いわば「沖縄版ミュージカル」。 1999年に、当時の勝連町教育委員会が、子ども達の感動体験と居場所づくり、ふるさと再発見・子どもと大人が参画する地域おこしを目的に企画したものです。
「肝高の阿麻和利」あらすじ
舞台は、真夜中の勝連城跡。
学校内では、年に一度の「幻の村祭り」なるものが噂になっていた。その真偽を確かめるため、こっそりと城跡に忍び込んだ子ども達。
そこで子ども達は、謎の老人「長者の大主」と出会う。突然、雷鳴の中から現れた「肝高神」から渡された巻物には『阿麻和利の乱』の真実が書き記されていた。勝連城10代目城主だった阿麻和利とは、一体どんな人物だったのか?
きむたかの子たちは、巻物の内容を読み解くうちに、1456年当時の勝連にさかのぼり、歴史の闇に閉ざされた民草の王としての、真の阿麻和利の姿に近づいていくのだった…。
【用語解説】
- 肝高(きむたか)…沖縄最古の歌謡集「おもろさうし」で見られる古語で、「心豊か」気高い」などを意味し、高い生活文化を称えた勝連および勝連城の美称。
- 阿麻和利…勝連城10代目城主。15世紀の琉球統一の大きなうねりの中を疾風の如き情熱で駆け抜けた風雲児。
※現代版組踊「肝高の阿麻和利」公式ホームページより一部抜粋